20130715/アンドレアス・グルスキー、にゅ〜盆踊り

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国立新美術館アンドレアス・グルスキー見に行ってきた。 通常人間が認識している画像を写真で再現しようと試みている人だと勝手に僕は思っているんだけど、色々見どころがあって、カミオカンデとか証券取引所とか作品のコンセプトと実行した時点で十分すごいのにさらにそれを洗練された(洒落た見せ方)で見せてくるところに心を打たれる。本の写真で、文字を写真では不可能な黒でプリントしたり、あの高額で落札された<ライン川>なんかも限りなく自然な見せ方で不自然な風景を作ったり、<バンコク>シリーズの川の表面の幾何学文様とか(それともあれはもともとああなんだろうか)。本当に洒落が効いてるって言ったらいいのかそれとも単純におしゃれと言えばいいのか。

もちろん特大プリントも圧巻。確かに人は通常レンズの歪みなんかない状態で世界を認識しているけど、ヒトの視野角に収まり切らない量の情報をグルスキーは出してくるわけで、そうすると今度は逆にそんな歪みのない世界がが不自然になる。あるいは、そんな体験は未知のものなので不自然なのかどうかもわからなくなる。僕は完全にこの未知との遭遇でなんと表現したらいいのかわからない感覚を得たわけだ。

池袋でにゅ〜盆踊り。 けっこう長いこと(5年くらい)やってるらしく、知ってて来た人もいるし、飛び入りの人もいるし、完全に老若男女入り乱れていた。会場の熱気、盛り上がりが尋常じゃない。みんな踊ることを欲しているのだなあと感じたりして、盆踊りっていいなあとしみじみ感じたので東京でBPM高めの盆踊りを探してみようかな。